私限定の甘さ
「私、知らない間にこんなに高木を傷つけてたんだね…ごめんなさい。
いつも、迷惑がってごめんなさい。
でも、本当は…」
涙をポロポロと流しながら言う愛ちゃん。
俺は、驚いて何も言えない。
愛ちゃん…?
「本当は、すごく嬉しかった。
…私は…私は、」
「高木が好き、、」
一瞬、心臓が止まるかと思った。
目の前には顔を真っ赤にして、俺のことを好きって言う愛ちゃん。
「ほ、んと…?」
俺は、情けないけど声が震えてしまった。
「大好きなの!」
もう、限界だ。