私限定の甘さ

「そんな顔したってむだ。
余計可愛くなるだけだから。」

さっきから、可愛い可愛い連呼されたら…

すごく恥ずかしくて顔が赤くなっちゃった。

「可愛いなんて言うの高木だけだよ。
高木だけに可愛いって思われるなら嬉しい。」

にこっと笑いそう言った。

「あ〜、まだ分かってないな…
ていうか、愛ちゃんやけに素直だね。」

そうかな？

多分…もともとは素直な方だと思う。

ただ、今までは高木の前ではいじっぱりになっていただけ。

「素直な私は、嫌い？」

「ｯ/// 嫌いなわけないじゃん」

顔を真っ赤にして言う高木。