私限定の甘さ

なんだか、私に彼氏ができたってことが


嬉しいけど、恥ずかしい。


でも、一緒にいたい。


ぎゅっと手に握ると、


高木も手をぎゅっと握り返してくる。


そんな些細なことでさえ嬉しい。


「えへへ。
私、ほんっっとうに、幸せ者だな〜。」


「俺のほうが幸せ者だもん〜。」

対抗するかのように、高木もそう言った。


なんか、本当にバカップルみたいで


少し恥ずかしい、嫌ではない。

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