私限定の甘さ
そんな幸せな時間は、あっという間で
もう、私の家の前まで着いてしまった。
ゆっくり歩いたつもりなのに、思っていたより
早く着いちゃった…
「送ってくれてありがとう。
また明日。ばいばい…」
「ばいばい!」
明日また会えるのに。
寂しくて…
もう1度だけ…
そう思うといつの間にか私は高木に抱きついていた。
「あ、愛ちゃん!?」
顔を真っ赤にしている高木。
「明日まで寂しいから充電する。
…よし、もう大丈夫。
ばいばい!!」