私限定の甘さ

キーンコーンカーンコーン…

「あ、チャイム鳴った。
俺ら教室戻るね!また昼休み迎えに来るからねばいばい!愛ちゃん!」


ぶんぶんと手を振りながら光くんを連れて教室に戻っていった。


「…あんたの彼氏。愛にだけ明らかに態度が違うよね…」


そうかな?


高木はいつも優しいし、みんなに対してもそうじゃないの?


「そんなに態度は変わらないと思うけどな…」


「どこが!?愛にだけ超甘いじゃん!」


そ、そうかな?


なんか嬉しいな。


特別感というか…。


少し恥ずかしくて無理やり話題を変えた。


「」で、でも、まさかあの光くんと付き合っているとは思わなかったよ!!
…女子から恨まれそうだね…」


光くんはモテモテだからな〜。


「私は別に大丈夫。光は私にベタ惚れだし。」


すごい自信…。


どうやったらそんなに自信がつくんだろう…。


まぁ、怜は美人だしな…。

< 169 / 413 >

この作品をシェア

pagetop