私限定の甘さ
キーンコーンカーンコーン…
「あ、チャイム鳴った。
俺ら教室戻るね!また昼休み迎えに来るからねばいばい!愛ちゃん!」
ぶんぶんと手を振りながら光くんを連れて教室に戻っていった。
「…あんたの彼氏。愛にだけ明らかに態度が違うよね…」
そうかな?
高木はいつも優しいし、みんなに対してもそうじゃないの?
「そんなに態度は変わらないと思うけどな…」
「どこが!?愛にだけ超甘いじゃん!」
そ、そうかな?
なんか嬉しいな。
特別感というか…。
少し恥ずかしくて無理やり話題を変えた。
「」で、でも、まさかあの光くんと付き合っているとは思わなかったよ!!
…女子から恨まれそうだね…」
光くんはモテモテだからな〜。
「私は別に大丈夫。光は私にベタ惚れだし。」
すごい自信…。
どうやったらそんなに自信がつくんだろう…。
まぁ、怜は美人だしな…。