私限定の甘さ

それからもお互いの話で盛り上がっていると、

「あ、もう飲み物なくなっちゃったね。私、コンビニでも行って買ってくるね!」

俺たち3人にそう言って立ち上がる西野。

「あ、本当だ。ありがとう、愛」

「全然いーよ!ついでにお菓子でも買ってくるね!」

西野はニコッと怜に微笑み、財布を取り部屋を出ようとした。

「あ、待って。愛ちゃんだけは心配だから俺も行く」

俊が急に立ち上がり、西野の腕を掴んだ。

…すぐそこのコンビニなのに。

俊も本当に「西野バカ」だな。

…まぁ、俺も俊のこと言えないけど。

「え?いいよ。コンビニ近いし。」

「俺が愛ちゃんと一緒にいたいの!だめ?」

俊がそう言うとすぐに顔が赤くなる西野。

…西野も俊にベタ惚れなんだな。

「じゃあ、一緒に行こ?」

「うん!!ありがとう!」

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