私限定の甘さ
「え〜と、じゃあみんなが賛成している『メイド喫茶』で決まりでいいですか?」
「「はーい」」
私たちが話している間に、決まってしまったみたい。
メイド喫茶…か。
メイド服着る人とか可愛そう…。
絶対、恥ずかしいよね…?
「怜ならメイド服似合いそう…」
「は?」
不機嫌そうな顔をするけど、言ってることは間違ってないでしょ?
怜は、美人でスタイルもいいし絶対に似合うよ。
それに比べ私は…。
地味でスタイルもよくないし…。
絶対にメイド服なんか着れないよ…。
「私、絶対にメイド服なんか着ない!!」
1人で勝手にそう決意したら、怜がすこし驚いたような顔をした。