私限定の甘さ
「愛ちゃん…今、メイド服って言った…?」
「え?うん。私のクラス『メイド喫茶』なんだ〜」
言ってなかったけ?
と、首を傾げる。
すると、俊は急に不機嫌そうな顔になる。
「だめ!!」
「え?なにが?」
「メイド服なんて絶対だめ!!」
…なんで?
俊の言っていることの意味がわからなくて首を傾げる。
だめって…。
もしかして、似合わないってこと?
「その顔。なんでだめかわかってないでしょ?」
「うん」
「これだから愛ちゃんは…」