私限定の甘さ
ついに本番 愛side
今日は待ちに待っていた文化祭。
だから、今日はすごく忙しくなりそう。
──ブーブー。
スマホの音が聞こえたから、スマホをポケットから出す。
画面には「メールが1件届いています」と書かれている。
メールを見てみると、
『愛ちゃん、ごめん。
今日は一緒に回れない。
本当にごめんね、店が忙しくなりそうで』
と、書かれていた。
「はぁ…」
「愛、ため息ついてどうした?」
「怜…」
怜にさっき俊から届いたメールを見せた。
「せっかくの文化祭なのにね
私はなんとか光と回れるけど…」
「いいな…
まぁ、でも忙しいのはしょうがないけど…」
私がため息をつきながらそう言った。