私限定の甘さ
「じゃあさ、高木の教室に行ったら?
サプライズで!
きっと喜ぶよ」
「…迷惑じゃないかな?」
「迷惑なわけないじゃん
彼女がいったらあいつ大喜びだよ」
「なら、行こうかな…」
今日は俊とあまり会えないって思っていたけど。
そっか、俊の店まで行けばいいのか。
よかった…。
1人、安心していると、
怜は少し不気味な笑みを浮かべていた。
「れ、怜?」
「さぁ、更衣室行こっか」
「更衣室?」
「メイド服に着替えるよ」
「う…」
忘れてた…。
完全に忘れてた…。