私限定の甘さ

ごめん、ごめん、愛ちゃん。

傷付けてごめん。

泣かせてごめん。

最低な俺は嬉しかった。

泣きじゃくりながらも、俺の名前を呼んでくれたことが。

愛ちゃんのそばにいてあげないくせに。


最低な彼氏でごめん。


「ごめん…愛ちゃん…」


1人でそう呟く。

愛ちゃんは、もうここにはいないのに。
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