私限定の甘さ
私は、放課後、涼くんを呼び出した。

でも、涼くんは
1時間経っても、2時間経っても
私のところには来てくれなかった。

やっぱり…私は嫌われてるんだ。

と、思い涙が溢れ出そうだった時。

ガラッ

「ッ!!何でまだいるんだよ…」

涼くんが、苦しそうな顔をして言った。


涼くんは、来てくれた。

最初は、単純に来てくれたことが嬉しかった。

だから、2時間も遅れたことなんて気にしていなかった。
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