私限定の甘さ
そのあと、色々と店を見た。
すると怜が「疲れたからちょっと休憩しよ」と言い出したから、私もそれに賛成した。
近くのカフェに入ると、定員さんに席まで案内された。
椅子に座ると、怜が笑顔を向けた。
「結構いいの買えたねっ!」
明るくそう言う怜。
見るからに様子がおかしい。
無理やりテンションをあげているみたい。
…やっぱり心配してるよね?
「あ、そうそう
はい、コレ」
怜は笑顔で私に何かを差し出した。
「早く開けてみて!!」
「あ、うん」
怜に急かされ、綺麗にラッピングされている箱を開けた。