私限定の甘さ

「でも、あんなのとれるかな?
難しそうだよ?」


少し不安気な表情でそう言う怜。


ふっふっふ。

私を誰だと思ってるの?


「だーいじょーぶ!!」


「え?」


「私、クレーンゲームとか得意だから」


そう、私はクレーンゲームが大の得意。

昔から、自分の欲しいぬいぐるみは自分でとってきたし。


「えっ?そうだったの?」


初耳〜と驚く怜。


「言ってなかった?
まぁ、いいから見てて!!」


私は100円を入れた。
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