私限定の甘さ
「う、うっさいな〜、親友と撮りたいって思うことの何が悪いのよ」
そんな嬉しいことを言われると断れなくなる。
『親友と撮りたい』かぁ。
ふふっ、意外と可愛いところあるじゃん。
ニヤニヤと笑いながら「じゃあ、撮ろっか」と言うと、
怜は顔を赤くしながら私を睨む。
プリクラ機の中に入り、写真を撮る。
撮り終わると、落書きブースへ移動する。
「親友って書いちゃえ!」
「書いちゃえ、書いちゃえ!!」
笑いながら落書きをする。
落書きが終わり、出てきたシールを見る。