私限定の甘さ

期待していたことが馬鹿らしくて、


笑ってしまう。


そもそも、俊は私の誕生日を知らないはず。


だって、教えてないもの。


知ってるわけがない。


わかってる。


そんなことわかってるけど…。


本当はやっぱり俊と一緒にいたかった。


こうなったのは全部私のせい。


あの時、俊を傷つけてしまったのは私でしょ?


それなのに、そばにいてほしいなんて。
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