私限定の甘さ
「だーめ」
「?」
意味が分からない というふうに俺を見つめる愛ちゃん。
だから、だめだって。
そんな目で見つめたら。
「理性壊れそうになるから」
俺がそう言うと顔を赤くして目をそらす愛ちゃん。
でも、もう1度俺をじっと見つめる。
うるうると潤んだ瞳で。
そして、こんな信じられないことを言う。
「きす…して?」
顔を赤くして言う愛ちゃん。
慌てて顔をそらす。
「だめだよ!愛ちゃん」
「なんで?」
泣きそうな顔で見つめる。