私限定の甘さ

「はぁ…はぁ…」


全速力で走っているから息苦しい。


こんなに走ったの久しぶりだな…。



ねぇ、愛ちゃん。


愛ちゃんは知らないでしょ?


俺の頭の中の半分以上は愛ちゃんでいっぱいなこと。


愛ちゃんの笑った顔。


泣いた顔。


怒った顔。


すねた顔。


全部、可愛い。


でも、やっぱり1番可愛いのは笑顔だと思うんだ。


今、俺のせいで愛ちゃんが泣いているなら。


もう1度笑顔にさせてみせる。

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