私限定の甘さ

私は、高木を探しているんだけどなかなか見つからない。

どこにいるんだろう…。

あと、探してない場所は…。

屋上だけだ…。


屋上に行くと、やはりそこには高木がいた。

高木は、何を考えてるのか分からないが空を見ながらぼーっとしている。


「あの…高木…」

なんだか話しかけにくくて、小さな声になってしまった。

「うわっ!!
って、愛ちゃん!?」

急に話しかけられて驚いたのか、高木は、変な顔をしていた。

「何でここにいるの?
びっくりしたじゃん!!」

いつもの調子に戻った高木は、ふざけたように言った。
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