私限定の甘さ
放課後、私は下駄箱で靴を履き替えていると
後ろから声をかけられた。
「あ!愛ちゃん!
今日、一緒に帰ろ〜!」
た、高木…
「え、えっと…い、いいよ」
うわぁ〜、動揺しまくりじゃん!
私!!
「愛ちゃんさ、よそよそしいね」
クスッと笑っている高木。
むぅ…あんたのせいじゃん!
「あんたが…告白なんかするから…」
「愛ちゃん…返事は、ゆっくりでいい。
だから、変に意識して俺のこと…避けるとかやめてね…?寂しいから…」
しゅんっとした顔をした高木がそう言った。
キュンッ
か、可愛い…