私限定の甘さ
「分かった…」
きっと、勇気を出さないと私も、涼くんもきっと後悔すると思う。
だから、私は今勇気をだすんだ。
「ありがとう…じゃ、公園でも行こっか?」
「うん…」
私は高木のほうに振り返り微笑んだ。
「私、勇気出すね!!
じゃ、行ってくる。」
高木は、辛そうな顔をして
「…いってらっしゃい
がんばれ、愛ちゃん…」
と、言った。
…そんなに優しい顔で、声でそんなこと言われたら泣きそうになるよ…
でも、今は泣いちゃダメ。
私は、涼くんと2人で近くの公園に向かった。