私限定の甘さ
児島は、クスッと笑い馬鹿にしたかのような顔をして言った。
「だって、中島くん、西野さんのことあつーい目線で見てたじゃん。
やっぱり、好きなんだね。」
「俺が西野を好きだったら、
文句あんのかよ?」
「ええ。ありまくりよ。
私は、本気で中島くんを好きなの。
それなのに、あの子は簡単に中島くんの心を手に入れて…ムカツクの…」
なんだよ…それ…
俺が勝手に西野を好きになっただけなのに
「馬鹿馬鹿しい。
もう、俺教室戻るな。」
俺が空き教室のドアに手をかけると
児島は、言った。