私限定の甘さ

そんなある日、俺は放課後

西野に呼び出された。

西野はいつになっても俺に優しくて

俺は、それが辛かった。

俺のことを嫌いになってくれたらいっそ楽なのに…


だから、俺はその日、西野との約束を破った。

これでもう完全に嫌われるだろうと思って。

でも、約束の時間から2時間くらいたったとき

俺は、今日に向かった。

いるわけがないのに…期待して…


だから、西野がまだいてすごくびっくりした。

まさかいるとは思わなくて。
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