Secret twin LOVERS〜秘密の御曹司に、奪われ愛〜
第2章 Sweet Secret
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ーー休日に買い物に出かけて、服を見たりしながら歩いていたら、いつの間にかまた、あのB.C. square TOKYOのそばまで来ていた。
オフィスが多く入ってるそのビルは、休日の今は閑散としていて、あまり人の往来もなかった。
「平日の賑やかさが、なんだか嘘みたい……」
呟いて、ビルを眺める。
「…こんなに人がいないんじゃ、あのお店もお休みなのかな…」
ふと思い出して、
(秋冬さん……あれから会ってないけど、どうしてるんだろう…)
彼のあの穏やかな笑顔が、もう一度見たくもなる。
外で会った時の姿が信じられなくて、お店には足を運びにくくなってしまったけれど、
だけど、彼のことがただ懐かしくもあって、できるならまた会ってみたいような気にもなっていた……。