Secret twin LOVERS〜秘密の御曹司に、奪われ愛〜

「……ちょっと、冬美! マジでカッコいいんだけど。あの秋冬さんもそうだけど、他の店員もイケメンばっかりで…」

薫が店内を興味津々で見回す。

「うん…ホントに、みんなかっこよくて……」

あんまりにもかっこいい人たちだらけで、目のやり場に困ってもくるみたいで、顔をうつむける。

そこへ、

「お酒は、どんなものを飲まれますか?」

カウンターの中に入った秋冬さんが、聞いてくる。

「私は、スクリュードライバーで」

薫が先に頼んで、

「…ええと……」

と、ドリンクのメニューを見ながら迷う。

「もし決められないのでしたら、私がお客様のイメージに合わせて、お作りしましょうか?」

言われて、「はい、お願いします…」と、頷いた。


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