Secret twin LOVERS〜秘密の御曹司に、奪われ愛〜

「冬美さん、ありがとう。僕と付き合うことにOKをしてくれて」

「ううん、私もずっと、気持ちを伝えたかったから……」

「……冬美さんの方から、僕に伝えてくれようと?」

コクリと頷くと、

「……良かった、先を越されないで」

と、彼は笑って、

「……お付き合いをしてくださいとお願いをするのは、やっぱり男の方からじゃないといけないですよね…」

冷たい風の吹き抜ける中で、私の身体を優しく抱いて、

そっと唇が触れるような、やわらかなキスをされた。

「……僕と、これからは、ずっといっしょにいてください」


黙って首を縦に振ると、もう一度、今度は少しだけ長く、唇が重ねられた……。



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