Secret twin LOVERS〜秘密の御曹司に、奪われ愛〜

後篇


「…おい、あの彼女とはうまくいっているのか?」

「…えっ?」

と、兄の春夏の顔を見つめる。

「……こっちだって、気にしているんだ。あの彼女には、少なからず僕も関わったからな…」

久しぶりに、兄から誘いを受けて、ビルの55Fにある会員制のラウンジで、お酒を汲み交わしていた。

「……彼女とは、普通に付き合っているので……」

「…普通に? なんだ、それは?」

と、じっと見据えられる。



< 82 / 93 >

この作品をシェア

pagetop