.
「葉那おはよー!」


パタパタと私の所に走ってくる。


「ねぇ今日、放課後空いてる?」


「うん、空いてるよ~」


「合コンなんだけど葉那行ける?」


合コン・・・・。


そう、私は合コンが嫌い。元々人見知りで男の人と話すのが大の苦手だからだ。




「う~ん、どうしようかなぁ」




「葉那、そろそろ人見知り治さなきゃ彼氏できないよ??」



ほんとにその通りだ。。



「麻衣はコミュ力高くていいなぁ」




佐藤麻衣。私の大親友。麻衣は可愛くて勉強もできてクラス皆からの愛されキャラ。




私とは正反対・・・




高塚葉那。私の名前。



消極的で人見知りで対して可愛くもない真面目な高校生。




私は一度も恋愛経験したことがないまま高校2年生になってしまったのだ。




「葉那、とりあえず今日は合コン行くよ!」



「はぁい・・・」


私はしぶしぶ返事をした。



行くのかぁ、、、



「あ!もう授業始まっちゃう!席つかなきゃ。
ってことで放課後楽しみにしてるね!」



はぁ…


なんか気分のらないなぁ


私もそろそろ青春というものを体験したいとは思ってるんだけどやっぱり男子と話すのは苦手で・・・


私、このまま彼氏ができないまま高校生活終わっちゃうのかな。


あぁやだやだ。



何か色々考えてたら眠くなってきた。












< 2 / 5 >

この作品をシェア

pagetop