小さな村の大きな話
4 親はなくとも子は育つ
「ただいまー…」


「おかえり」


「うー」



あれから季節はめぐり、
もうすっかり初夏だ。

で、りんちゃんはというと…
気温で言うとそうでもないけど、梅雨のせいかジメジメとしていて
体調が安定しないみたいだ。



「だるだる〜」


「ほら、横になるならベットで!!
こんな所だと余計に調子悪くなるよ!!」


「むー、調子が悪いわけじゃ…」


「良くはないんでしょう??」


「ちょっとバテちゃってるだけ」


「はいはい」



なんとか部屋に寝かしつけた。



「夕飯、なんか軽いものを用意するか…」




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