癒し恋~優しく包まれて~
「ね、美味しいよね!」
口をモゴモゴさせて、コクコクと頷いて答える。
うん、美味しい。
今度はちゃんと自分で食べようと手を伸ばす。
ポテトチップスを掴むとその手を横から掴まれた。何事?と顔を横に向けるとちょっと楽しそうな顔をしている俊也さんと目が合う。
俊也さんは私の手を掴んだまま、自分の方へ動かし、その先にあるものを口に加えた。
「あ……私の……」
だけど、それを全部口に入れないで、半分以上を外に出している。そして、それと私の口を交互に指差す。
それは一体何を意味しているのだか……まさか、その出ている部分を食べろと?
やったことはないけど、ポッキーゲームみたいな感じだ。
唇に触れないようにそっと先端だけかじるという技は出来るかな。
その技にチャレンジしようと顔を近付ける。
「あ……ん!」
その瞬間、グイッと後頭部を押さえられた。不意打ちだったから、かじるひまもなく……ポテトチップスに激突。割れたそれは俊也さんの足の上に多分落ちた。
多分というのは……下を向いて確かめることが出来ない状態だから。
口をモゴモゴさせて、コクコクと頷いて答える。
うん、美味しい。
今度はちゃんと自分で食べようと手を伸ばす。
ポテトチップスを掴むとその手を横から掴まれた。何事?と顔を横に向けるとちょっと楽しそうな顔をしている俊也さんと目が合う。
俊也さんは私の手を掴んだまま、自分の方へ動かし、その先にあるものを口に加えた。
「あ……私の……」
だけど、それを全部口に入れないで、半分以上を外に出している。そして、それと私の口を交互に指差す。
それは一体何を意味しているのだか……まさか、その出ている部分を食べろと?
やったことはないけど、ポッキーゲームみたいな感じだ。
唇に触れないようにそっと先端だけかじるという技は出来るかな。
その技にチャレンジしようと顔を近付ける。
「あ……ん!」
その瞬間、グイッと後頭部を押さえられた。不意打ちだったから、かじるひまもなく……ポテトチップスに激突。割れたそれは俊也さんの足の上に多分落ちた。
多分というのは……下を向いて確かめることが出来ない状態だから。