癒し恋~優しく包まれて~
助けられた日
私が勤める販売戦略部は7階にある。今日はいつもより早く目覚めたから、いつもより早い電車に乗って出勤してきた。
多分この時間にもう来ているのは……
「岩田くん、おはよう」
「三上さん、おはよう。今日は早いね」
同期の岩田圭太(いわたけいた)くんは、毎日一番乗りで出勤している。自他ともに認める健康オタクの岩田くんは、朝5時に起きて、ジョギングをすることから1日が始まるという。
空気が冷たく感じる11月の今、まだ朝5時は薄暗い。私はまだ夢の中の時間だ。
「それはいつもの?」
「うん。三上さんも飲んでみる?」
「えっ、あー、遠慮しとく」
岩田くんは、持参してきた水筒からコップに緑色の液体を注いでいた。岩田くん特製のグリーンスムージーである。
「そう? 肌にもいいんだよ。あ、プーアル茶にする? 温かいよ」
なんと、今日は二つ水筒を持ってきていた。岩田くんはビジネスカバンではなくいつも黒いリュックで出勤していて、そのリュックにはいろんなものが入っている。
多分この時間にもう来ているのは……
「岩田くん、おはよう」
「三上さん、おはよう。今日は早いね」
同期の岩田圭太(いわたけいた)くんは、毎日一番乗りで出勤している。自他ともに認める健康オタクの岩田くんは、朝5時に起きて、ジョギングをすることから1日が始まるという。
空気が冷たく感じる11月の今、まだ朝5時は薄暗い。私はまだ夢の中の時間だ。
「それはいつもの?」
「うん。三上さんも飲んでみる?」
「えっ、あー、遠慮しとく」
岩田くんは、持参してきた水筒からコップに緑色の液体を注いでいた。岩田くん特製のグリーンスムージーである。
「そう? 肌にもいいんだよ。あ、プーアル茶にする? 温かいよ」
なんと、今日は二つ水筒を持ってきていた。岩田くんはビジネスカバンではなくいつも黒いリュックで出勤していて、そのリュックにはいろんなものが入っている。