癒し恋~優しく包まれて~
普段は恥ずかしくて言えないセリフも言えてしまう。


「お願い、いっぱいかわいがって。私をとろけさせて」

「了解」


俊也さんは微笑んで私を抱き上げ、ベッドまで運ぶ。

今日は朝から緊張していたこともあって、肩や首などあちこちがかたくなっていた。

それが、彼の優しい愛撫でほぐされていく。

人の肌って、こんなにも気持ちがいいんだ。


たっぷりと愛されて、俊也さんの胸の中で、感じる温もりにただ癒されていた。


「柊花、酔いはさめた?」

「うん。気持ちいい」


このまま眠れそうなくらい体はふわふわと気持ちよかった。


「眠い?」

「うん」

「おやすみ」


優しくキスをされて、幸せだなと思いながら瞼を閉じる。

今夜は楽しい夢が見れそう。
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