Pyua love ~そして真実~
そういうと田中さんは、地下に向かった。

何処に連れて行かれるのかと思ったケド。

そこは、管理人室。

そして、そこにも田中さんに仕事の用件で待つ人の姿があって、ちょっと安心する。


「ご覧の通り。ここでも来客は多いけど、ロビーよりは落ち着くからね。」


そう言って、入れてくれたのはローズティー。

「私にも娘がいるんだけど、こういうのが、若い子のお好みかなって思ったんだけど、お口に合いますかな?」


カップには、薔薇の花びらが浮いていて、とてもオシャレ!!


「こういうの!初めてです!」


「さて、シモンドの社長だっけ?」

そうそう!紅茶の美味しさに忘れる所だったじゃん。

「そうなの!あたしの親友が、小さい頃に、海外に迷い込んだとかって、そこで出会った人が忘れれないって言ってたの!

なのに、坂上君が転校してきてから、志帆・・・親友の名前なんだけど、志帆ったら坂上君ばっかり見つめちゃってさ。

好きなのに、好きって伝えないし。

坂上君は、急に転校しちゃうし。

ずっと行方くらましてたのに、突然雑誌で現れて・・・何で直接志帆に会いに行かないの?とか、今まで何処で何やってたの?って・・・。

志帆もあたしに何も言ってくんないし!

おかげで、志帆と絶賛絶交中な位、話せなくなっちゃうし!

ほんと最低なんだけど。」

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