Pyua love ~そして真実~
坂上君は、何をしていたのかを話し出す。


・・・・・・・・・・・・
・・・・・・


「国王には弟がなった。僕は、外山さんがいる、東京に戻りたくて。」

「志帆は知ってるんだよね?坂上君が・・・異世界の人って・・・」

「うん・・・だからこそ、僕からは会いに行けないんだ。異世界の・・・シモンドの代表という、僕の全てを受け入れて欲しいなんて言えなくて、僕は卑怯だよね。」


そっか・・・この人は、自分の気持ちを雑誌という公共の場で、自分自身の真っ直ぐな気持ちを言うことで、何処にも逃げ場を作れないようにした。

これで、他の女子とどうとか有れば、坂上君自身のスキャンダルだ。

そして、志帆には逃げ場を作った。

それは、志帆を守ってる事にもなるんじゃ?

あたしは、志帆が立たさせてる大きな状況を、本当に分かってなかった。

「ねぇ 坂上君は、志帆の事をもう裏切ったりしないよね?」

「うん しない。」

「坂上君は、志帆の事を好きなんだよね?」

「うん・・・す」

「言わないで!それ、ちゃんと志帆に言うべきじゃん?」

「うん・・・そうだね」

「口調も違うし、調子狂うんだけど・・・。
こっちが本来の坂上君っていうわけね?」

「外山さんの親友だからね。佐藤さんの事も信じるよ」


そっか・・・あたしは、何も知らなかった。
< 105 / 113 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop