Pyua love ~そして真実~
二日目
金曜日。
僕は、朝から朝食を片手に書類に印鑑を押す作業を終わらすとモーリへと手渡す。
「じゃあ、いってきます。あとは頼んだよ?」
「はい、かしこまりました」
僕は、51階からエレベーターで地上へと降りる。
このビルで働く人たちは、駅から直結している通路を歩いて正面から入ってくる為、この裏口には滅多に人は来ない。
通学途中でも僕は探し人がいないかと辺りに注意を向ける。
でも、そんな簡単にいるハズがない。
きっと暫くは、僕の周りには人が集まってくるだろう。
その中にいれば良いんだけど。
「あ・・・あの・・・おはようございます」
と、僕に声をかけてくる女子生徒も珍しくない。
「おはようございます。」
僕が、声を掛けられた方向を向けば、顔を赤らめた女生徒が二人モジモジしながら立っている。
その手にもっているピンクの封筒を、一人が早く渡しなよと友人を僕の方へと押し出す。
「あ・・・あの・・・これ」
その封筒は、半ば無理やり僕の手の中に渡される。
こういうのは、僕の国では考えられないことだったから、最初の頃は戸惑った。
一般の民から僕へと届く手紙は、検閲を経て届くのが通常だったから。
僕は生徒の視線を受けながら、教室へと辿り着く。
「おはよ!坂上君!」
「おはようございます。」
僕は、昨日と同じようにクールに振舞う。
金曜日。
僕は、朝から朝食を片手に書類に印鑑を押す作業を終わらすとモーリへと手渡す。
「じゃあ、いってきます。あとは頼んだよ?」
「はい、かしこまりました」
僕は、51階からエレベーターで地上へと降りる。
このビルで働く人たちは、駅から直結している通路を歩いて正面から入ってくる為、この裏口には滅多に人は来ない。
通学途中でも僕は探し人がいないかと辺りに注意を向ける。
でも、そんな簡単にいるハズがない。
きっと暫くは、僕の周りには人が集まってくるだろう。
その中にいれば良いんだけど。
「あ・・・あの・・・おはようございます」
と、僕に声をかけてくる女子生徒も珍しくない。
「おはようございます。」
僕が、声を掛けられた方向を向けば、顔を赤らめた女生徒が二人モジモジしながら立っている。
その手にもっているピンクの封筒を、一人が早く渡しなよと友人を僕の方へと押し出す。
「あ・・・あの・・・これ」
その封筒は、半ば無理やり僕の手の中に渡される。
こういうのは、僕の国では考えられないことだったから、最初の頃は戸惑った。
一般の民から僕へと届く手紙は、検閲を経て届くのが通常だったから。
僕は生徒の視線を受けながら、教室へと辿り着く。
「おはよ!坂上君!」
「おはようございます。」
僕は、昨日と同じようにクールに振舞う。