Pyua love ～そして真実～
僕は授業を終え、学校から離れた場所でモーリが運転する車に乗り込む。

「お疲れ様です。二日目はいかがでした？」

「今日も収穫は無かったよ。」

「そうですか。」

「モーリ・・・僕たち、いつまでもこんな方法でやっていていいのかな？」


僕たちがこの世界に来て、もうじき５年がやってくる。

僕たちは、最初から決めていた。
５年経過しても見つからなかったら、諦めることを。

そして、夏になったら僕はシモンドの力を使うと決めている。

この世界中に知れ渡ったこの名を使って、守り石を持つ者に名乗り出るようにと、世界中に呼びかけることを。

そんな大ごとにはしたくないから、地道に探しているのが現状なんだけど・・・。

僕は、制服を脱ぎ捨て私服へと着替える。

今日は、このまま名古屋のホテルへ直行して、明日は朝から支社へ顔を出したあとは、大阪へと向かう。

僕の日常は忙しい。


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