Pyua love ~そして真実~
学校

「志帆~!おはよ!」

「夢花 おはよう」

いつものように、私と夢花は登校する。

「昨日、ごめん。ちょっとムカついちゃって。志帆は大丈夫だった?」

「うん・・・人違いだったみたい・・・もう 付きまとわないって」

「え!?そうなんだ?これで平和な生活に戻るってわけだね!」

そういうことだ。

そして坂上君は、それからは私を廊下で待つことはしなかったし、移動教室の時も付いてくることはなかった。

坂上君の隣には、加藤さんがいる。


もう時期、梅雨が明けて夏がやってくる。

夏が終わる頃には、坂上君はきっとここにはもう居ないのだろう。

私の心のモヤモヤが晴れる事はなかった。

もしかして私は・・・坂上君を・・・。


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