Pyua love ~そして真実~
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そうして、彼はこの世界からいなくなった。
担任の先生からは、急遽転校することになったのだと、クラスの皆に伝えられた。
そのニュースは、すぐに全校に広がり。
ファンクラブは解散となった。
加藤さんはしばらく泣いて過ごしていたけど、それも加藤さんの親衛隊だかという集団のおかげか、立ち直った彼女は、他のイケメン男子を捕まえて付き合い始めたようだった。
「志帆?大丈夫?なんだか、アイツがいなくなってから、落ち込んでるみたいじゃん?」
夢花は、あのハンバーガーショップでの出来事から、坂上君をアイツ呼ばわりしている。
変わらず過ごしているつもりだったのに・・・。
「志帆・・・やっぱりアイツのこと・・・」
「うん・・・好きだったよ」
「え?」
あの少年と坂上君が同一人物だったことは、説明が難しくて言えないけれど。
この気持ちに間違いはないから。
「・・・アイツが何処に転校したのか、先生に聞きに行こうよ!」
そう言って、私の腕を引っ張る夢花に、私は首を横に振った。
「坂上君はね、遠い所に行ってしまったの」
「そうなの?海外・・・とか?メールとか!連絡は取ってないの?」
「・・・うん。連絡が取れない場所だって。」
「え~!?この時代に???ありえな~い!」
夢花はぶつぶつと文句を言ってるけど、そんな夢花の優しさにちょっと私は癒された。
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そうして、彼はこの世界からいなくなった。
担任の先生からは、急遽転校することになったのだと、クラスの皆に伝えられた。
そのニュースは、すぐに全校に広がり。
ファンクラブは解散となった。
加藤さんはしばらく泣いて過ごしていたけど、それも加藤さんの親衛隊だかという集団のおかげか、立ち直った彼女は、他のイケメン男子を捕まえて付き合い始めたようだった。
「志帆?大丈夫?なんだか、アイツがいなくなってから、落ち込んでるみたいじゃん?」
夢花は、あのハンバーガーショップでの出来事から、坂上君をアイツ呼ばわりしている。
変わらず過ごしているつもりだったのに・・・。
「志帆・・・やっぱりアイツのこと・・・」
「うん・・・好きだったよ」
「え?」
あの少年と坂上君が同一人物だったことは、説明が難しくて言えないけれど。
この気持ちに間違いはないから。
「・・・アイツが何処に転校したのか、先生に聞きに行こうよ!」
そう言って、私の腕を引っ張る夢花に、私は首を横に振った。
「坂上君はね、遠い所に行ってしまったの」
「そうなの?海外・・・とか?メールとか!連絡は取ってないの?」
「・・・うん。連絡が取れない場所だって。」
「え~!?この時代に???ありえな~い!」
夢花はぶつぶつと文句を言ってるけど、そんな夢花の優しさにちょっと私は癒された。