Pyua love ~そして真実~

「久しぶりだな」

「6年ぶり位だね。」

「お互い成長したな・・・俺を捕まえにきたのでないなら、なんでトーヤがここに?」



街はずれまで歩いて来た僕達は、カーとモーリを見張りに立てると腰を下ろした。



「僕が知っているマークが、シモンドを裏切るとは思えなくなったからだよ。」

魔法のない世界を見て回って、だんだんと疑問が湧いたんだ。



信仰の違い。

ちょっとしたボタンの掛け違い。

様々な理由で、多くの争いがあった。



立場が違えば、思いも考えも違う。




では、マークは何で?



理由が知りたかった。

話し合えば、分かり合えるだなんて甘い事は言わないけれど。

知りたくなった。
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