【完】もっとちょうだい。
あたし、さっきより余計に緊張気味で聞く。
「ヤヨ……受験ってどうだった?」
「……落ちた」
「……え?あ、そ、そっか……」
「うん」
なんて言ったらいいんだろう。
受験前に、喧嘩して別れたあたしのせいだ、きっと。
あんなに頑張ってたのに。
「……ごめん……」
ボロボロとかじゃないよ。
滝。
滝で涙出てる。
「え!?あ……あの、ごめん、俺……嘘……ついたっていうか……」
ヤヨがそんな告白を
小さな声で言う。
「え!?なに!?じゃあうかったってこと?!」
あたしもう、ヤヨのネクタイひっつかんで
もうすごい剣幕で聞いてると思う、今。
「ごめ……ちょっとできごころで・」
もう、あたし怒ったからね。
めちゃくちゃ怒ってる顔してるから。
「もう……!!よかったぁ……!」
まだ滝だけど。
今のは、うれし泣きね。
「ヤヨ……受験ってどうだった?」
「……落ちた」
「……え?あ、そ、そっか……」
「うん」
なんて言ったらいいんだろう。
受験前に、喧嘩して別れたあたしのせいだ、きっと。
あんなに頑張ってたのに。
「……ごめん……」
ボロボロとかじゃないよ。
滝。
滝で涙出てる。
「え!?あ……あの、ごめん、俺……嘘……ついたっていうか……」
ヤヨがそんな告白を
小さな声で言う。
「え!?なに!?じゃあうかったってこと?!」
あたしもう、ヤヨのネクタイひっつかんで
もうすごい剣幕で聞いてると思う、今。
「ごめ……ちょっとできごころで・」
もう、あたし怒ったからね。
めちゃくちゃ怒ってる顔してるから。
「もう……!!よかったぁ……!」
まだ滝だけど。
今のは、うれし泣きね。