【完】もっとちょうだい。
・・・――――――――。
――――――。


何にも考えられなかったよ。
ヘンになっちゃうかとは、思ったけど。


今、全部終わってからも
ドキドキが止まらなくて。


ベッドで隣にいるヤヨをちらっと見ては
また毛布に隠れる。


「……どうした?」

ヤヨ、そんなあたしを見て
半笑い。

「まだどきどきする……」

「可愛い」

毛布剥がして、あたしの唇に
ヤヨがキスした。


あたし、きっと、
見たただけでわかるような
そんな表情で言ってるんだろうね。

「大好き、ヤヨ」


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