【完】もっとちょうだい。
ねぇねぇハルキくん。
袖をツンツンとひっばると
茶髪の下で彼の目は細まって
「なに?」って。
愛嬌ある笑顔だね。
「ヤヨの女の子事情知りたい」
こっそりね。耳元で会話だよ。
うん、肩は抱かなくていい。
ハルキくんの手を宙にお返ししたら、
「近いって」
って、ヤヨ。
「ヤヨは授業ちゃんと聞いてなさい」
しっしって追い払ったら
ながーいため息
いただいたよ。
「えー、弥生、女の子関係どこまで言っていいの?」
ハルキくんがあたしを飛び越えてヤヨに聞く。
ヤヨ、バッと顔を上げてハルキくんを見た。
「……え」
なにこの空気感。
袖をツンツンとひっばると
茶髪の下で彼の目は細まって
「なに?」って。
愛嬌ある笑顔だね。
「ヤヨの女の子事情知りたい」
こっそりね。耳元で会話だよ。
うん、肩は抱かなくていい。
ハルキくんの手を宙にお返ししたら、
「近いって」
って、ヤヨ。
「ヤヨは授業ちゃんと聞いてなさい」
しっしって追い払ったら
ながーいため息
いただいたよ。
「えー、弥生、女の子関係どこまで言っていいの?」
ハルキくんがあたしを飛び越えてヤヨに聞く。
ヤヨ、バッと顔を上げてハルキくんを見た。
「……え」
なにこの空気感。