【完】もっとちょうだい。
「弥生さんの彼女って……どんな人なんですか??」
ほら、いい質問きたって、ハルキくん、ほんとに楽しそうだね。
「えー?……悪魔」
あくまぁ!?ってざわついてるよ。
ヤヨちゃん、あとでお説教だよ。
あたしのどこが悪魔なの。
こんなに優しいのに。
天使と間違えてない?
「あー、芙祐に会いてぇ」
って、今のヤヨの声!?
「芙祐って彼女さんですか?」
「うん。可愛いよ」
「うわ、やば。溺愛ですか」
「溺愛ってか、普通にめちゃくちゃ可愛い。写真みる?」
って、だらしない顔して。
初孫自慢するおじいちゃんか、ヤヨは。
「ねぇヤヨすっごい、酔ってない?」
あたしハルキくんの腕ぐいぐい引っ張って、焦ってるのに。
「だから酔ってるって」
ってハルキくんのほほんとお水ごくごく飲んでる。
あ、そのミネラルウォーター、
ヤヨのために持ってきたのに。
ま、いっか。
どうせもうあの人、手遅れな酔い方してるし。
ヤヨの方に視線を戻すと
スマホが暗闇に光っていて、
それを眺める1年生の顔が照らされてる。
「え、美人!」
「可愛い!」
「うわあ、弥生さんめんくいですね!!」
え、この子猫ちゃんたち、
実はめちゃくちゃいい子じゃない?
ほら、いい質問きたって、ハルキくん、ほんとに楽しそうだね。
「えー?……悪魔」
あくまぁ!?ってざわついてるよ。
ヤヨちゃん、あとでお説教だよ。
あたしのどこが悪魔なの。
こんなに優しいのに。
天使と間違えてない?
「あー、芙祐に会いてぇ」
って、今のヤヨの声!?
「芙祐って彼女さんですか?」
「うん。可愛いよ」
「うわ、やば。溺愛ですか」
「溺愛ってか、普通にめちゃくちゃ可愛い。写真みる?」
って、だらしない顔して。
初孫自慢するおじいちゃんか、ヤヨは。
「ねぇヤヨすっごい、酔ってない?」
あたしハルキくんの腕ぐいぐい引っ張って、焦ってるのに。
「だから酔ってるって」
ってハルキくんのほほんとお水ごくごく飲んでる。
あ、そのミネラルウォーター、
ヤヨのために持ってきたのに。
ま、いっか。
どうせもうあの人、手遅れな酔い方してるし。
ヤヨの方に視線を戻すと
スマホが暗闇に光っていて、
それを眺める1年生の顔が照らされてる。
「え、美人!」
「可愛い!」
「うわあ、弥生さんめんくいですね!!」
え、この子猫ちゃんたち、
実はめちゃくちゃいい子じゃない?