【完】もっとちょうだい。
ヤヨの指があたしの鎖骨に触れて


「ここならいい?」


と意味のわからない質問をする。



戸惑うあたしに
ヤヨはまたくすっと笑い、



唇にキスをしてから
首すじにまたキスをする。



これ、さっき変な声が出たから、やだ。


「ーーっ!」


あたしが唇を結んで
身をよじると、



鎖骨にヤヨの唇はキスを落とす。




かと思ったら、


突然、鎖骨らへんに痛みが走った。




ちゅって、音がして
ヤヨが離れた。




「まぁ……今日はこれでいいや」




ヤヨはふっと笑う。




何があったのかわからず
鎖骨を手で触れるあたしを



「明日は第一ボタンまでちゃんととめろよ」



といたずらっぽく笑った。





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