どんな君でも愛してる
mission1 ラウンジーENPEROR ーについて
初出勤のため一時間早く会員制ラウンジに来るよう呼び出されていた瑠璃は、エレベーターホールで、八木に言われたように、54階・55階にノンストップで行くVIP専用のエレベーターの前で、来るのを待っていると、周りのように視線が自分に集中しているのがわかる。
この視線は浴びたことあるもの。
嫉妬や好奇に満ちたあまり嬉しいものではない。
でもその理由はわからない。こちらを見てひそひそ話をされる理由も分からない。
「なぁ、君さ、このエレベーターどこにいくか分かってんの?」
「嫌々、知らないだろ?こんな女知らないし。てか、あり得んでしょ?」
「なんでそんなに深く帽子かぶってんの?」
急に話しかけてきた三人組の男性に、クスクスと笑われ、深くかぶっていたキャスケット帽子をとられた。
慌てて帽子を取り替えそうとしたが、帽子を高く取り上げられた。
瑠璃は、身長が155㎝とその男性より低いため手を挙げても届かない。
「返して!!」
男性を見上げるように睨むと、男性たちが驚いている。
それもそのはず、髪は真っ黒な少しウェーブがかかったどこから見ても日本人なのに、振り替えって睨まれた瞳はエメラルドグリーンと日本人離れしているからだ。
この視線は浴びたことあるもの。
嫉妬や好奇に満ちたあまり嬉しいものではない。
でもその理由はわからない。こちらを見てひそひそ話をされる理由も分からない。
「なぁ、君さ、このエレベーターどこにいくか分かってんの?」
「嫌々、知らないだろ?こんな女知らないし。てか、あり得んでしょ?」
「なんでそんなに深く帽子かぶってんの?」
急に話しかけてきた三人組の男性に、クスクスと笑われ、深くかぶっていたキャスケット帽子をとられた。
慌てて帽子を取り替えそうとしたが、帽子を高く取り上げられた。
瑠璃は、身長が155㎝とその男性より低いため手を挙げても届かない。
「返して!!」
男性を見上げるように睨むと、男性たちが驚いている。
それもそのはず、髪は真っ黒な少しウェーブがかかったどこから見ても日本人なのに、振り替えって睨まれた瞳はエメラルドグリーンと日本人離れしているからだ。