誰かのための物語
今朝は、久しぶりに遅く起きた。

とは言ってもまだ午前七時。

合宿中には五時には起きて練習をしていたから、感覚が少し狂っている。

昨日までの疲れがまだ抜けきっていないようで、身体中が痛い。


 
でも、僕の気分は晴れ晴れとしていた。


カーテンを開けると、まぶしい陽の光が部屋中を明るく照らしている。



今日は、森下さんと久しぶりに会える。


あの話の続きが読めるし、合宿中のことも報告できる。約束を、果たせる。

そう思うと、自然と胸が高鳴った。
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