恋人は魔王様
「そう。
だから、殺人者なんて見れば分かる」
「それ、うちに警察が来たときに教えてあげたらよかったのに」
フフンっと、さらにキョウが鼻先で笑った。
「そんなこと信じる人間が、警察官なんていう職業を選択するとは思えないな」
……えーっと、それはつまり。
女子高生ならそれを信じるのもアリだと考えていらっしゃると理解してよろしくて?
「それに、ほら、あれですよ。
ユリア様。
人間というのはとかく裏を取らないと納得しないものでしょう?」
ジュノが恭しく言葉を挟んだ。
「まぁ、そうね」
『アイツが犯人です、ええ、こちらは悪魔暦長いんですよー。だから一目見たら分かりますって。証拠?あるわけないじゃないですか。むしろ証拠がないくらいで犯人が分からない日本の警官なんて、なんかの役に立つんですかねぇ?』
私の頭の中に、なぜか、そんな台詞で得意げに警察に迫るキョウの姿が浮かんできた。
確かに、そんな言葉を吐かれても、警察も迷惑でしかないわよねー。
だから、殺人者なんて見れば分かる」
「それ、うちに警察が来たときに教えてあげたらよかったのに」
フフンっと、さらにキョウが鼻先で笑った。
「そんなこと信じる人間が、警察官なんていう職業を選択するとは思えないな」
……えーっと、それはつまり。
女子高生ならそれを信じるのもアリだと考えていらっしゃると理解してよろしくて?
「それに、ほら、あれですよ。
ユリア様。
人間というのはとかく裏を取らないと納得しないものでしょう?」
ジュノが恭しく言葉を挟んだ。
「まぁ、そうね」
『アイツが犯人です、ええ、こちらは悪魔暦長いんですよー。だから一目見たら分かりますって。証拠?あるわけないじゃないですか。むしろ証拠がないくらいで犯人が分からない日本の警官なんて、なんかの役に立つんですかねぇ?』
私の頭の中に、なぜか、そんな台詞で得意げに警察に迫るキョウの姿が浮かんできた。
確かに、そんな言葉を吐かれても、警察も迷惑でしかないわよねー。