恋人は魔王様
「熱でもあるんじゃない?」
「そうね。
そうだったことにしておくわ。
だとしたら恥ずかしすぎる妄想ね、私」
「欲求不満なのよ。
そうそう。
隣のクラスの桧垣(ひがき)くんが、百合亜誘って合コンしたいって言ってきたの。
一緒にどう?」
「誰?桧垣って」
問い直した私に、笑麗奈が笑う。
「じゃあ明日、11時に駅前であわせてあげるっ」
「いきなり二人っきりとか嫌よ?」
「大丈夫、私とサイジョーも行くから」
西条は笑麗奈の彼氏。同じ高校の三年生だ。
まぁいっか。
どうせ週末予定なかったし。
一日中一人で妄想モード全開、より、健全だよね?
「そうね。
そうだったことにしておくわ。
だとしたら恥ずかしすぎる妄想ね、私」
「欲求不満なのよ。
そうそう。
隣のクラスの桧垣(ひがき)くんが、百合亜誘って合コンしたいって言ってきたの。
一緒にどう?」
「誰?桧垣って」
問い直した私に、笑麗奈が笑う。
「じゃあ明日、11時に駅前であわせてあげるっ」
「いきなり二人っきりとか嫌よ?」
「大丈夫、私とサイジョーも行くから」
西条は笑麗奈の彼氏。同じ高校の三年生だ。
まぁいっか。
どうせ週末予定なかったし。
一日中一人で妄想モード全開、より、健全だよね?