黒い怪物くん
鷹哉は二時間目の授業中に戻って来て、以降のお昼までの休み時間に絡んで来ることはなかった。
しかし、お昼休みの彩美ちゃんがいなくなる頃に再来。
鷹哉の手にはミルクプリンが…!
「ミルクプリン!今日もくれるの!?」
「あ?誰がやるなんて言った?俺が食べる為に買ったんだよ」
「むぅ……じゃあ向こうで食べればいいでしょー!見せつけないでよ」
「…さっき自分でプリンいらないって言ってただろ」
「そ、そうだけど…」
鷹哉が普通に話し掛けて来てくれてホッとしている自分がいた。