黒い怪物くん
案内には一年の教室は3階と記されていた。
階段を登っていると、隣にいた小鳥が急に消えた…!?
「んニャッ…ふぐっ…」
なんと階段を踏み外したらしく、バランスを崩して豪快に下まで転がり落ちた。
こんな階段の落ち方した奴初めて見た…
一番下で仰向けに倒れている小鳥のスカートが捲れていて、りんごの柄のピンクのパンツをしっかりと見てしまった。
「ふえっ……痛い……ふわぁ!鷹哉今パンツ見た……ふえぇ!」
「し、仕方ないだろ!?それより大丈夫かよ…?」
痛くて泣いてんのか、パンツ見られて泣いてんのかわかんねぇ…
わかんねぇし、泣いてる女子に対してどうしたらいいかわからず俺は一人であたふたしていた。
何で女子ってこんなすぐ泣くんだよ…。